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先生たちの紹介

HIROKO OKUNO

奥野 公子 英語

私自身が金光学園中学高等学校の卒業生です。大学時代はESS(英語研究会)に所属し、様々な問題に関して英語でスピーチ、ディスカッション、ディベートを行う力を身に付けました。

金光学園で先生になることを決めた理由を教えてください。

日常的に英語を使う職に就きたいと考えていて、教職も1つの候補に一般的な就職活動をしていました。金光学園で2週間の教育実習を行う中で、「教える」という仕事の面白さと奥深さを実感したことが一番の理由です。
金光学園には、在学時代から変わらず、生徒一人一人の個性を尊重し、それぞれが輝ける環境があります。様々な分野の学びを深める機会を与えてくれ、勇気をもって一歩踏み出せるよう、そっと背中を押してくれるような学校だと感じ、母校でもある金光学園で英語教員として働きたいと思うようになりました。

「人を大切に自分を大切に物を大切に」を生徒に伝える場合、
どのような言葉や表現で伝えますか。

担任を務めるクラスの生徒たちには、年度当初に、いつも次のように伝えています。
「絶対に忘れてはいけないのは、人の気持ちを考えること。どんな時も、自分の言動が相手をどんな気持ちにさせるのかをよく考えてみよう。人間だから失敗やミスはある。もし人を傷つけてしまったら、素直に心から謝れる人になってほしい。」日常生活において「自分1人くらい・・・」と思うことがあるかもしれません。しかし、クラスの雰囲気やカラーは間違いなく、その構成員である1人1人の作り上げていくものだと思います。1人1人の言動が、周囲に与える影響は想像以上に大きいものです。自分の言動には責任を持ち、周囲に配慮のできる人になってほしい、と伝えています。

生徒との関わりの中で、ご自身が学んだことや印象に残っている出来事はありますか。

私が中学生の頃、英語の定期考査でほぼ満点を取った際に、英語担任の先生が通りすがりに「よく頑張っていたね」と褒めてくださったことがとても嬉しくて、今でも鮮明に覚えています。その経験から、褒める時も注意する時も、時機を逸することなく声をかけることを特に意識しています。
卒業生に再会すると、「先生にあの時、こう言って怒られた」とか「あの時、こう助言してくれた」とか、こちらは記憶に残っていないようなことでも、はっきりと覚えていることに驚きます。日々何気なく自分が発する言葉が、生徒の考え方や行動に影響を与えうるのだと心して声をかけるように努めています。また、生徒1人1人の言動からこちらが学ぶことも多く、まさに「あいよかけよ」だと感じています。

今後生徒たちにどのようなことを伝えていきたいですか。

この金光学園で教員になってから変わらず今後も願い続けることは、生徒たちにはみな「世のお役にたつ人」になってほしいということです。グローバル化が進む現代において、「世」は「日本」だけでなく「世界」を意味するようになりました。生徒には将来、自分の持つ力を世界中の人々のために活かしてほしいと考えています。金光学園は早くから国際教育を大切にしており、現在では、英語圏の国々だけでなく、アジアの様々な国との交流にも力を入れています。現在、地球が抱える様々な問題の解決に向けて、日本だけではなく世界各国の仲間と力を合わせて取り組めるように、互いを理解し合い、知恵を出し合い、自分の得意分野の力に磨きをかけ、世界の人々がよりよく生きられるように力を発揮してほしいです。